イワタニ、水素ステーション建設資金に充当するグリーンボンドを発行
発表日:2021.11.10
岩谷産業(株)は、水素ステーションの建設に係わる資金等の調達を目的とする、総額100億円・2銘柄のグリーンボンドを発行すると発表した。同社は、カセットこんろ・ボンベのメーカーとして一般に知られているが、1930年の創業以来、ガス&エネルギーを中心に機械、マテリアルなど幅広い事業展開を図っている。「水素」については、1970年代初頭に液化水素製造プラント完成させてロケット燃料の供給に貢献し、2000年代に入り、燃料電池自動車(FCV)に不可欠なインフラである「水素ステーション」の整備に注力してきた。2014年7月に国内初の商用水素ステーションを開所し、水素の利活用を通じたCO2フリー社会の実現というグリーンプロジェクトの一環として、全国各地で次々に直営ステーションの整備している。今回、水素エネルギー需要を創出することでCO2フリー社会への移行を一層推進するために、当該グリーンボンドを2021年12月から2022年1月にかけて発行する(予定)。具体的な使途はFCV、トラック、バス、フォークリフト等の輸送機器向け水素ステーションの開発、建設に係る資金及び当該資金のために借り入れた借入金の返済となっており、水素ステーション建設資金等としてグリーンボンドを発行する国内初の事例になるという(ストラクチャリング・エージェント:三菱UFJモルガン・スタンレー証券および野村證券)。
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