環境省、奄美大島・徳之島における希少哺乳類の死因を解明
発表日:2022.01.27
沖縄奄美自然環境事務所は、アマミノクロウサギ、アマミトゲネズミ、トクノシマトゲネズミ、ケナガネズミについて2021年の死体確認件数・死因内訳を整理し、公表した。環境省では、希少な野生動物の生息に影響を及ぼす要因の把握や保護対策への活用のため、野生動物の死体の情報を収集し、データの整理・分析を行っている。死体確認数は、両島の合計値で、アマミノクロウサギ計174件(交通事故73件、イヌネコ捕殺23件、不明78件)、ケナガネズミ44件、アマミトゲネズミ9件、トクノシマトゲネズミ13件であった。アマミノクロウサギの交通事故件数について、奄美大島では昨年の過去最多を上回る件数を記録し、徳之島では過去2番目に多い件数を記録した。さらに、両島においてイヌやネコによるものと思われる希少種の捕殺事例が確認された。同事務所は、夜間の運転は十分注意するとともに、ペットの管理を徹底するよう呼び掛けている。
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