環境省、丹後半島風力発電事業「計画段階環境配慮書」に対する大臣意見を提出
発表日:2022.02.25
環境省は、(仮称)丹後半島第一風力発電事業、第二風力発電事業に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した(事業者:前田建設工業(株))。第一風力発電事業は、京都府(宮津市、京丹後市、伊根町)において出力51,600kW級の風力発電所(単機出力3,200~4,300kW級×最大12基程度)を、第二風力発電事業は京都府京丹後市に64,500kWの風力発電所(単機出力3,200~4,300kW級×最大15基程度)をそれぞれ設置するもの。今回の環境大臣意見では、1)稼働時における騒音及び風車の影による生活環境への影響を極力回避又は低減することや、2)風力発電設備への衝突事故、移動の阻害等による鳥類への影響を回避又は極力低減すること等を求めている。特に、第一風力発電事業については、自然公園法の行為の許可基準に適合する配置計画とならない限りは丹後天橋立大江山国定公園の区域内における「風力発電設備の設置を回避すること」等を求めた。今後、経済産業大臣から事業者である前田建設工業に対して、環境大臣意見を勘案した意見が述べられ、事業者は、意見の内容を検討した上で事業計画を決定し、事業段階の環境影響評価手続を行うこととなる。
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