国土交通省は、第25回「日本水大賞」の募集を開始すると発表した（募集期間：令和4年7月7日から10月31日）。水循環系の再生は、産学官はもとより民間非営利組織（NPO）や一般住民の方々まで含めて、流域全体が一体となって取り組む必要がある。日本水大賞は、21世紀の日本のみならず地球全体を視野に入れて、水循環系の健全化を目指し、美しい水が紡ぎ出す自然の豊かさの中にも水災害に対して強靱な国土と社会の実現に寄与することを目的としている。具体的に応募対象となるのは、水循環系の健全化に寄与すると考えられる活動で、1)水防災、2)水資源、3)水環境、4)水文化、5)復興等の諸活動を行う個人または団体。応募のあった活動の中から、優れた取組を表彰する。また、同時開催の「2023日本ストックホルム青少年水大賞（募集期間：令和4年4月1日～9月30日）」は、20歳以下で、高等学校または同等の学校に在籍する生徒または地域の活動団体に所属している人を応募対象とし、地球温暖化により深刻化する洪水や渇水の水保全または水や排水の浄化による生活の質の向上を目指すなど、水問題を解決するための応用的調査研究活動を対象にするとしている。