福岡で外来蜂の生息状況を更に調査 新たな個体は見つからず 環境省
発表日:2022.07.20
九州地方環境事務所は、福岡県糟屋郡久山町におけるツマアカスズメバチ生息状況等緊急調査の結果を公表した。ツマアカスズメバチは、外来生物法で特定外来生物に指定されており、これまで国内では長崎県対馬市において定着が確認されている。令和4年4月28日に福岡市東区、5月6日に久山町において、私有地内でスズメバチの個体(それぞれ1個体)が発見されていた。その後、5月19日から6月6日にかけて実施した調査で、久山町において1個体(オスバチ)が新たに確認されている。今回、令和4年6月29日から7月15日にかけて、個体(オスバチ)の確認地点の周辺3km圏内の緑地、樹林地等、ツマアカスズメバチの営巣の可能性がある場所に約300個のトラップを設置し、同期間中、同様の範囲において個体及び巣の目視調査を併せて行った結果、新たなツマアカスズメバチの個体の確認はなかった。ツマアカスズメバチは、高い繁殖力と分布拡大能力から、一旦定着すれば根絶することは困難となるため、侵入監視による、早期発見、早期駆除により定着前に根絶を図ることが極めて重要である。同環境事務所では、今回調査を実施した地点周辺において、令和4年秋に同様の調査を実施し、速やかに駆除を行うとしている。
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