九州地方環境事務所、外来蜂「ツマアカスズメバチ」防除計画を改定
発表日:2023.05.01
九州地方環境事務所は、ツマアカスズメバチ防除計画を改定した。ツマアカスズメバチは平成24年10月に長崎県対馬市にて初めて確認され、平成27年に「外来生物法(特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律)」に基づき特定外来生物に指定されている。同事務所では、計画に基づいて侵入地域である対馬市での防除のほか、それ以外の地域での監視と初期防除を実施している。今回の主な改訂事項は、ツマアカスズメバチの生態と被害について計画策定時から現在までに得られている知見を反映した加筆修正したほか、対馬市内の防除実績と防除効果についての評価を加えた。また、新たな防除手法として、ハチに薬剤を持ち帰らせる「化学的防除」を記載するとともに、養蜂業者など地域からの情報を追加した。さらに、初期侵入地対策マニュアルを新たに策定したほか、外来生物法の改正を反映し、地方自治体等の役割分担の変更など、最新の知見、情報を踏まえて記載事項を修正したという。
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