長野県上田市と千曲市は、広域シェアサイクル社会実験を実施している。この社会実験では、（株）ドコモ・バイクシェアが電動アシスト自転車の貸し出しサービスを提供し、観光や日常利用で利用できるように、月額、1回の利用、1日パスなど多様な料金体系で貸し出しを行っている。今回、ドコモ・バイクシェアなど4社は、この社会実験において、グリーンエネルギーで発電した電力で電動アシスト自転車を自動充電するシステムの実証を行う（実証期間：令和4年11月8日～12月18日）。太陽光パネル（路面舗装型・屋上設置型）で発電した電力で蓄電池を充電し、その電力を非接触充電対応のサイクルポートを通じて電動アシスト自転車のバッテリーに供給するシステムを導入することで、バッテリー交換やバッテリー切れによる機会ロスの削減、およびバッテリー交換の運用から発生する温室効果ガスの低減を検証する。シェアサイクルへの路面舗装型太陽光パネルの活用は日本初とのこと。モニタリング/分析システムを活用し気温や日照量等のデータと発電・蓄電状況を可視化・分析することで、運用性・有効性を検証し、シェアサイクル以外のサービスへの活用可能性についても検討していくという。