東アジア酸性雨モニタリングネットワーク第24回政府間会合の結果を公表 環境省
発表日:2022.11.29
環境省は、「東アジア酸性雨モニタリングネットワーク(EANET)」の第24回政府間会合の結果を公表した(開催日:令和4年11月24日-25日、於:フィリピン・マニラ・オンライン併用)。EANETは、酸性雨問題に関する東アジア各国の協力の推進を目的とした政府間ネットワークで、日本のイニシアティブにより、2001年1月から本格稼働し、現在の参加国は13カ国。今次会合では、前回会合で創設されたEANETプロジェクトとして、日本が主導して策定した2つを含む8つのプロジェクトが採択された。採択されたプロジェクトの1つである「EANETにおけるVOCs(揮発性有機化合物)に関連する能力強化に向けた実証事業」では、東アジア地域の共通重要課題であるVOCsへの対応能力強化を図る。また、「低コストセンサー(LCS)を用いたハイブリッド大気監視ネットワーク(HAQMN)構築のための手法に関する研究」などが採択された。今後、本邦は、EANETを東アジア地域における大気環境管理のための重要な基盤とし、活動の充実と強化を図るよう、プロジェクト毎に予算を執行する新たな仕組みの2023年以降の活動の展開に向け、積極的に貢献していくとしている。
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