BRTひこぼしラインで「FC小型バス」実証運転へ
発表日:2023.02.08
福岡県は、地域交通への商用FCモビリティ普及に向けた具体的取組を開始する。同県は、カーボンニュートラルのキーテクノロジーと位置付けられる「水素」利用を全国に先駆けて進めており、令和4年8月新たな水素戦略を策定、水素製造と利用の拡大による関連産業の振興を図っている。また、令和4年12月には、トヨタ自動車、いすゞ自動車等が出資する合弁会社であるコマーシャル・ジャパン・パートナーシップ・テクノロジーズ(株)(CJPT)と、「商用FCモビリティの普及に関する連携協定」を締結し、水素利用の拡大を促進している。今回、CJPTや九州旅客鉄道(株)の3者で「BRTひこぼしライン(正式名称:日田彦山線BRT)」による、FC小型バスの実証運転を開始する。BRTひこぼしラインは、「平成29年7月 九州北部豪雨」により被災した日田彦山線添田駅-夜明・日田駅間をBRTで復旧することが決定し、令和5年夏の開業に向けて準備が進んでいる。次世代車両であるFC小型バスの実証運転により、「環境にやさしい交通機関」として地域振興を進め、将来のエネルギーである水素を地域全体の持続的な成長につなげ、水素への理解を深め、日田彦山線沿線地域の振興につなげるという。
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