環境省、令和3年度自動車交通騒音の状況を公表
発表日:2023.03.14
環境省は、自動車騒音常時監視の報告に基づき、全国の自動車交通騒音の状況について取りまとめた結果を公表した。自動車騒音の常時監視は、都道府県等が自動車騒音対策を計画的に行うために地域の騒音を経年的に監視する必要があるため、平成12年度から実施されている。令和3年度は、全国845地方公共団体の延長68,558kmの道路で自動車騒音の状況の監視が行われ、それらの道路に面する約936万5,500戸の住居等を対象に、騒音に係る環境基準の達成状況の評価が実施された。評価対象の全戸数である約936万5,500戸のうち、昼間(6時~22時)・夜間(22時~6時)ともに環境基準を達成していたのは約885万5,400戸(94.6%)であった。一方、昼間・夜間とも環境基準を超過していたのは約25万800戸(2.7%)であった。また、幹線交通を担う道路に近接する約400万7,000戸のうち、昼間・夜間いずれか又は両方で環境基準を達成していたのは約365万4,600戸(91.2%)であった。他方、昼夜間とも環境基準を超過していたのは約16万9,900戸(4.2%)であった。同省では、騒音規制法の規定に基づき都道府県等により常時監視される自動車騒音の状況の取りまとめ、環境基準の達成と維持に向け、自動車単体対策、交通流対策、道路構造対策等を関係省庁等と連携して総合的に推進するという。
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