令和3年度「大気汚染状況」の常時監視測定結果、PM2.5は改善傾向
発表日:2023.03.30
環境省は、令和3年度大気汚染状況の常時監視測定結果を公表した。これは、大気汚染防止法第22条に基づいて地方公共団体が実施している調査と同省による調査の結果を取りまとめたもの。大気汚染物質は、常時監視1,796局によるもので、一般環境大気測定局が1,413局、自動車排出ガス測定局が383局であった。微小粒子状物質(PM2.5)の環境基準達成率は、一般局100%、自排局100%であり、令和2年度から改善した。光化学オキシダント(Ox)の環境基準達成率は、一般局0.2%、自排局0%であり、達成状況は依然として極めて低い水準であった。光化学オキシダント注意報等の発令状況は、発令都道府県数が12都府県、発令延日数が29日であり、令和2年(15都府県、45日)と比較して、いずれも減少した。環境基準については、設定されている4物質について、全ての地点で達成していた。指針値については、設定されている11物質の内、8物質は全ての地点で達成していたが、1,2-ジクロロエタンは固定発生源周辺の1地点、ヒ素及びその化合物は固定発生源周辺5地点、マンガン及びその化合物は固定発生源周辺の2地点で指針値を超過している。また、環境基準や指針値が設定されていない6物質については、経年的にみると、その濃度はほぼ横ばい又は低下傾向であったという。
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