和歌山県で外来アリ「ハヤトゲフシアリ」初確認!毒は?生態系への影響は?
発表日:2023.09.06
和歌山県和歌山市で特定外来生物であるハヤトゲフシアリ(学名:Lepisiota frauenfeldi)の生息が確認された。和歌山県内では初めての確認となる。同種は、南ヨーロッパ原産で、日本国内では平成29年に名古屋港で初めて生息が確認され、これまでに数カ所で確認されている。ヒアリとは異なり、人を直接刺すなどの被害はないものの、繁殖力が高く生態系への被害や住宅等に集団で入り込み、不快感を与えるなどの生活環境被害が懸念されている。そのため、侵入防止と初期侵入段階での早期防除、分布拡大防止の観点から、令和2年9月に特定外来生物に指定されている。令和5年7月10日、環境省が実施したヒアリの全国港湾調査で、和歌山下津港西浜岸壁の擁壁周辺で確認された。今後、同県では発見場所において目視やトラップによる調査と防除を環境省と協力して実施し、生息範囲の確認、定着防止の取り組みを進めていく。
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