(株)竹中工務店、環境と事業収益向上に貢献する都心型2層フロアデータセンターを開発
発表日:2010.05.06
(株)竹中工務店は、環境と事業収益向上に貢献する「都心型2層フロアデータセンター」を開発したと発表した。これは、これまで広く普及している二重床タイプのデータセンターに比べ、空調ランニングコストとCO2排出量を60%以上削減し、サーバラックの設置スペースを1.3倍増加させた、グリーンIT対応型のデータセンターである。今日、クラウドコンピューティングの増大や省エネ法施行などを受け、データセンターの需要はますます高まるとともに、そのスペース利用効率の向上や省エネ性能の向上が求められている。こうした中、今回開発されたデータセンターは、サーバ室フロアの下に高さ約2mのフロアを設置した2層フロアの大スパンのトラス構造になっており、空調機の一部を床上・床下に分離して設置できるため、サーバラックの設置スペースが増えるほか、通気性も高まって空調効率も向上するなど、いわば“構造と空調”を融合させたシステムになっているという。