ラベル循環協会、年間9万3000トンの剥離紙リサイクル目指す
発表日:2024.11.14
ラベル循環協会(J-ECOL)は、シール・ラベル製品に使用される剥離紙の再資源化と資源循環のスキーム確立を目指し、実証実験を開始した。実験は本年11月18日から2025年1月31日まで行われ、J-ECOLの会員企業9社が参加する。剥離紙はリサイクル可能であるにも関わらず、現状では廃棄処分が主流である。日本国内で年間約9万3000トンの剥離紙が流通しており、これを有効活用するためには企業連携が不可欠である。実証実験では、剥離紙の適正分別とリサイクルルートの構築、リサイクル資源生産までの履歴をデジタル情報化し、トレースを可能にする。年間約9万3000トンの剥離紙を再資源化することが目標だ。J-ECOLは、環境負荷を軽減し、持続可能な企業活動を推進するため、シール・ラベル製品のサプライチェーン全体でのリサイクルスキーム確立を目指す法人である。