クリーンエネルギー技術の未来像、水素やバイオ燃料が議題に。
発表日:2024.12.04
経済産業省は、12月3日にインド・ニューデリーで開催された「第6回RD20(Research and Development 20 for Clean Energy Technologies)国際会議リーダーズセッション」の成果を紹介した。今次会議の主催者はインドのエネルギー・資源研究所(TERI)、日本の産業技術総合研究所や経済産業省らである。19か国・地域のクリーンエネルギー技術の研究機関のリーダーが集まり、脱炭素化のためのイノベーション創出やG20との関わりを含めたRD20の今後の活動拡大について議論が行われた。──会議では、まず加藤経済産業大臣政務官がビデオメッセージを寄せ、カーボンニュートラルに向けた国際協力の重要性を強調した。続いて、インド・新・再生可能エネルギー省の顧問と局長クラスが登壇し、インドのエネルギー転換政策とクリーン水素の役割について講演した。また、RD20の活動紹介として、若手研究者の育成を推進するサマースクールやRD20東京シンポジウムの実績報告が行われた。さらに、ミッション・イノベーションとの連携についても議論された。──その後、産業技術総合研究所の石村理事長の下で、19か国・地域の22研究機関のリーダーがRD20の更なる活動拡大を見据えた議論が行われた。議論の結果はリーダーズレコメンデーションとしてまとめられ、後日RD20ホームページ上で公開される。なお、リーダーズセッションに先立つ12月2日にはテクニカルセッションが開催され、水素やバイオ燃料に関する技術的な議論が行われた。