国交省のオープンデータ方針~DXで社会改革を加速!
発表日:2025.04.17
国土交通省は4月17日、「国土交通省インフラ分野のオープンデータの取組方針」を策定した。この方針は、インフラ分野におけるデータのオープン化を推進し、データの拡充、蓄積、連携を進めることで、持続的なサイクルの実現を目指すものである。国土交通省は2020年よりDX推進本部を開催し、データとデジタル技術を活用して社会資本や公共サービスの変革を進めている。──同省は、「インフラの作り方の変革」、「インフラの使い方の変革」、「データの活かし方の変革」という3つの分野でDXを推進している。今回の取組方針では、データの活かし方の変革を加速し、データ活用による施策の効率化・高度化、オープン・イノベーションによるサービスの発掘に取り組むことが強調されている。利用者のニーズを踏まえたオープンデータ化、機械判読に適した構造及びデータ形式での公開、ウェブサイトでの容易なデータ検索環境の整備、APIによる効率的なデータ提供により、国土交通省のデータプラットフォームと連携し、データの利用者に対して効率的なデータ提供を図ることが最終的な狙いだ。──オープンデータ化を推進するにあたって留意すべき内容として、次の事項を列挙している。【メタデータの管理】データの作成者や更新頻度などを適切に管理することでデータの信頼性や品質を確保する。【データ整備費用と更新頻度】データの性質やニーズに応じて適切に設定することを求めている。【サイバーセキュリティの確保】情報システムのライフサイクル全体を通じて一貫したセキュリティ対策。これらの留意点を踏まえ、オープンデータ化を進めることで、データの利用者に対して安心してデータを活用できる環境を提供する、としている。