経産省、RESASをアップデート~スマホ視認性強化・メニュー拡充
発表日:2025.06.27
経済産業省・中小企業庁は、「地域経済分析システム(RESAS:Regional Economy Society Analyzing System)」をアップデートした。RESASは、経済産業省と内閣官房が2015年より提供している国内最大級のオープンデータプラットフォームであり、地域経済に関する官民のビッグデータを地図やグラフで可視化できる無料ツールである。
今回の改修では、主に3点の機能強化が行われた。──第一に、「将来人口メッシュ分析」の高度化として、性別・年代別の人口属性に加え、全国約750万事業所の立地データを重ねて表示できる機能が追加された。これにより、地域の人口動態と産業集積の関係性をより詳細に分析可能となった。第二に、スマートフォン利用時の操作性向上を目的としたUI改修が行われた。地図上でのズームや移動に応じて、検索条件を再設定せずにメッシュ情報を更新できるようになったほか、地図メニューにおいてメッシュ表示の透過率を60%か20%に選択できる機能が新たに導入された。これは、スマートフォン画面での視認性向上を意識した設計である。第三に、マーケティングマップ・観光マップ・医療・介護マップに搭載されている各種統計データが最新版に更新された。具体的には、生活用品消費分析、宿泊者分析、介護需給分析などのメニューが対象である。
中小企業庁は、今後も利用者の声を反映しながら、RESASの機能高度化とデータ更新を継続的に進める方針を示している。これにより、地域政策立案や企業の立地戦略、観光・医療分野の分析など、多様な分野でのデータ利活用が一層促進されることが期待される。