環境省は、カーボン・オフセット認証制度における認証案件を公表した。同省は、信頼性のあるカーボン・オフセットの取組を推進・普及するため、平成21年3月18日に「カーボン・オフセットの取組に対する第三者認証機関による認証基準（Ver.1.0）」を公表。これを受け、気候変動対策認証センター（事務局：（社）海外環境協力センター）において、カーボン・オフセット認証制度を創設し、カーボン・オフセットの案件の認証を開始している。今回、平成22年7月13日のカーボン・オフセット認証委員会の審議を経て、1)（株）カウネット、2)（株）スーパーホテルによる申請が認証された。1)は、カタログセットの印刷・製本・配送時のCO2排出量をカーボン・オフセットする取り組み、2)は、同ホテルの1室当たりのCO2排出量を算定し、宿泊客参加型の排出量削減活動を実施するとともに、同ホテルのHPで予約した顧客における1室当たりのCO2排出量の25%をカーボン・オフセットする取り組みとなっている。