栗田工業(株)、工場・オフィスビル等向け冷凍機の省エネルギーを実現する新しい冷却水処理技術を開発
発表日:2011.01.27
栗田工業(株)は、工場やオフィスビルなどに設置されている冷凍機への汚れ付着を防止し、高い省エネルギー効果を実現する新たな冷却水処理技術を開発したと発表した。近年、工場やオフィスビルなどにおけるCO2排出量削減策として、冷凍機の熱効率低下によるエネルギーロスを改善しようとする取り組みが進んでいる。こうした冷凍機の熱効率低下は、冷却水ラインに汚れが付着することで生じるため、通常は、汚れ付着防止用の水処理薬品を投入する。しかし、同薬品の有効成分は時間とともに消耗し、その効果が持続できないという課題があった。同社が今回開発した処理技術は、1)汚れ付着防止の機能を高めた冷却水処理薬品、2)薬品有効成分の再生技術(有効成分濃度の自動制御)、3)冷凍機の熱効率などを測定するモニタリング技術、の3要素を組み合わせたもの。これにより、安定的な冷却水処理を実現でき、最大10%の省エネルギーに貢献できるという。
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