気象庁、2010年(平成22年)の世界と日本の年平均気温についての確定値を発表
発表日:2011.02.02
気象庁は、2010年の世界と日本の年平均気温についての確定値を発表した。発表によると、世界の年平均気温(陸域における地表付近の気温と海面水温の平均)の平年差は+0.34℃で、統計を開始した1891年以降では1998年に次いで2番目に高い値となった。また、日本の年平均気温の平年差は+0.86℃で、統計を開始した1898年以降では4番目の高い値となった。平均気温の変動要因としては、二酸化炭素などの温室効果ガスの増加に伴う地球温暖化の影響に、数年~数十年程度の時間規模で繰り返される自然変動が重なったものと考えられ、2010年の年平均気温が高くなった要因としては、これらの変動要因に加えて、2009年夏から2010年春まで持続したエルニーニョ現象の影響が考えられるという。