本田技研工業(株)、ドイツのバイラント社と共同開発した家庭用小型コージェネレーション(熱電併給)システムをドイツで発売
発表日:2011.02.04
本田技研工業(株)は、ドイツの暖房・給湯機器専門メーカーであるバイラント社と共同開発した、家庭用小型コージェネレーションシステムを、2011年中頃にドイツ国内で発売すると発表した。ドイツでは、2009年1月施行の新CHP(コージェネレーション)法により、コージェネレーションシステムの利用者が、免税や電力買取支援などの補助を受けられることから、同社らは今後、おもに一般の戸建て住宅向けとしての普及を目指すという。同社の家庭用小型コージェネレーションユニットは、2003年に発売後、日本国内では累計10万世帯以上の導入実績を持つ。今回ドイツで販売するシステムは、同ユニットとバイラント社の暖房・給湯ユニットとを組み合わせたもので、コージェネレーションユニットでは、新開発の天然ガスエンジンと正弦波インバーターを組み合わせ、家庭用に適した小型・軽量・高効率を実現した。同システムは、静粛性に優れ、1kWの電力と2.5kWの熱を創出し、CO2排出量は最大約50%の低減効果が期待できるという(バイラント社調べ)。
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