厚生労働省、水道水中の放射性物質の検出について発表(千葉県、福島県)
発表日:2011.03.24
厚生労働省は、千葉県及び福島県における水道水中の放射性物質の検出について発表した。今回、千葉県水道局では、平成23年3月23日に県内3箇所の水道水を対象に、調査を実施。その結果、放射性ヨウ素が、2地点(ちば野菊の里浄水場及び栗山浄水場)で「乳児用の指標値」(100(ベクレル)Bq/kg)を超過した。また、政府の原子力災害現地対策本部では、平成23年3月20日から21日までに福島県内6箇所の水道水を対象に、放射性物質の測定を実施した調査結果を追加した。その結果、福島県における新たな指標値超過はなかった。なお、千葉県・福島県ともに、「飲食物摂食制限に関する指標値」(放射性ヨウ素(飲料水)300Bq/kg)は超過しなかった。この検査結果を受け、同省は、新たに千葉県水道局に対し、該当する水道を利用する住民に、乳児による水道水の摂取を控えるよう広報するよう要請した。同省は、この指標値を超える水道水を一時的に飲用しても健康影響が生じる可能性は極めて低く、代替飲用水がない場合には飲用(乳児による水道水の摂取を含む)しても差し支えないとしている。また、手洗い、入浴等の生活用水としての利用は可能という。
▲ページ先頭へ
新着情報メール配信サービス
RSS