東京電力(株)、福島第一原子力発電所2号機取水口付近からの放射性物質を含む液体の海への流出について発表(続報)
発表日:2011.04.05
東京電力(株)は、福島第一原子力発電所2号機取水口付近からの放射性物質を含む液体の海への流出についての続報を発表した。同社では、平成23年4月2日、2号機の取水口付近にある電源ケーブルを納めているピット(コンクリート製の立坑)内に1000mSv(ミリシーベルト)/時を超える水が貯まっていること、およびピット側面のコンクリート部分に長さ約20cmの亀裂があり、当該部分よりピット内の水が海に流出していることを発見。そのため、ピット内の水およびピット近傍の海水をサンプリングし、福島第二原子力発電所へ送って分析していた。今回、放射性物質の核種分析を行った結果、ヨウ素131で最大30万Bq/cm3(法定濃度限度の750万倍)、セシウム134で最大12万Bq/cm3(同200万倍)、セシウム137で最大12万Bq/cm3(同130万倍)が検出されたことから、4月5日、分析結果をとりまとめて、経済産業省原子力安全・保安院ならびに福島県に連絡した。同社では、引き続き、当該ピット付近からの流出を止めるための策を講じていくという。
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