環境省は、平成23年度環境技術実証事業 閉鎖性海域における水環境改善技術分野について、実証機関であるNPO法人大阪湾沿岸域環境創造研究センターが、申請のあった技術について形式的要件や実証可能性、環境保全効果などの観点から審査した結果、1件の技術を選定したと発表した。環境技術実証事業は、既に適用可能な段階にある先進的環境技術について、その環境保全効果等を第三者が客観的に実証して情報公開することにより、技術の普及を目指すもの。今回、国土防災技術（株）と住友金属工業（株）の「人工ミネラル－M型（鉄鋼スラグを原料とした海域再生用ミネラル供給サプリメント）」がNPO法人大阪湾沿岸域環境創造研究センターによって選定され、平成23年度の実証運営機関である（財）港湾空間高度化環境研究センターが、これを承認した。なお、同じく実証機関である（財）広島県環境保健協会には、技術の申請はなかった。