環境省は、オフセット・クレジット（J-VER）制度における地域協議会を通じたマッチング支援事業の概要を公表した。同省では、平成20年11月に、国内のプロジェクトにより実現された温室効果ガス排出削減・吸収量をカーボン・オフセットに用いられるクレジットとして認証するオフセット・クレジット（J-VER）制度を創設。現在、約150件の温室効果ガス排出削減・吸収プロジェクトが登録され、約136,000tのクレジットが認証されている。今回、創出されたJ-VERのマッチング支援を目的として、各地域のJ-VER地域協議会が実施する平成23年度の活動内容がまとまり、その概要が公表された。各地域協議会では、活動に関心のある事業者の参加を募集している。また、中日本地域・西日本地域では、特定地域協議会運営の公募を引き続き行っている（公募期間：平成23年9月1日～9月30日（第3次募集））。なお、各地域において、協議会の全体運営を担う事務局は以下の通り。1）東日本地域：（株）三菱総合研究所、2）中日本地域・西日本地域：三菱UFJリサーチ＆コンサルティング（株）。