環境省は、平成23年度環境技術実証事業 小規模事業場向け有機性排水処理技術分野において、実証機関である（社）埼玉県環境検査研究協会及び大阪府が実証対象技術を選定したと発表した。環境技術実証事業は、既に適用可能な段階にある先進的環境技術について、その環境保全効果等を第三者が客観的に実証して情報公開することにより、技術の普及を目指すもの。今回、実証対象技術として、1）（社）埼玉県環境検査研究協会：大型フライヤー洗浄用油水分離回収機による混油排水処理、複合ビル内無休店舗用シンク型油水分離回収機による混油排水処理、2）大阪府（大阪府環境農林水産総合研究所）：余剰汚泥減量システムによる活性汚泥処理の計3件が選定された。今後、実証対象技術ごとの実証試験計画を策定した後、実証試験を順次実施し、年度末までに実証試験結果報告書を取りまとめ、公表する予定。