環境省、東北新幹線(八戸・新青森)に係る環境基準達成状況を公表
発表日:2012.02.16
環境省は、東北新幹線八戸~新青森間が平成22年12月4日に開業したことに伴い、同区間沿線の騒音測定を行い、新幹線鉄道騒音に係る環境基準の達成状況を公表した。今回の騒音測定は、開通区間(路線延長約82km、うちトンネル以外の区間約32km)の中から8測定地点を選定し、平成23年9月~10月に実施。その結果、II類型(商工業地域など)の測定地点では、2地点すべてで環境基準値(75デシベル以下)を下回っていたが、I類型(住居地域など)の測定地点では、6地点のうち2地点で環境基準値(70デシベル以下)を超過していることを確認した。新幹線鉄道騒音については、環境基本法第16条の規定に基づき「新幹線鉄道騒音に係る環境基準について」(昭和50年)が告示され、地域類型別の基準値や達成目標期間が設定されている。このうち、新設の新幹線については、開業時に直ちに環境基準が達成され、又は維持されるよう努めるものとされていることから、同省では、今回の結果を踏まえ、環境基準が可及的速やかに達成されるよう、国土交通省、青森県に対し要請を行った。
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