高知県は、（有）泉家と、平成24年3月22日付で、オフセット・クレジット（J-VER）売買契約を締結すると発表した。J-VERは、国内のプロジェクトにおいて実現された温室効果ガスの排出削減・吸収量を自主的なカーボン・オフセットに用いられるクレジットとして認証する制度。今回、木質バイオマス発電を利用することにより生み出されたJ-VERのうち、4t-CO2のクレジットを販売する。同クレジットは、同社が運営する鶴亀食堂（県庁西庁舎地下）で製造する弁当について、1食分につき1kg-CO2をオフセットするカーボン・オフセット商品として販売する。同県では、これまでに、48件の売買契約を締結しているが、県内の食品業界におけるカーボン・オフセットで初めての取り組みとなるだけでなく、県庁庁舎内で実施される初めてのカーボン・オフセットとなるという。