奈良県は、事業者向けの環境家計簿である「奈良の小規模事業者向け環境家計簿」サイトを、平成24年3月に開設したと発表した。また、同県内で自然エネルギーを利用している施設・事業所の情報を載せた「自然エネルギーマップ奈良2012」を発行した。今回開設した環境家計簿は、すでに開設していた家庭版環境家計簿を、事業者向けに改良したもの。前年度との比較やグラフ表示のほか、軽油・液化天然ガスなど17種類の使用エネルギーの入力を可能とした。また、省エネをさらに進めるためのチェックリスト、節電や省エネの情報、事業所の取り組みをPRできるスペースも設け、各店の経費節減役に立つ構成になっている。一方、自然エネルギーマップ奈良2012は、太陽光・太陽熱・風力・中小水力・バイオマスを利用した施設計149か所のデータを掲載しており、同県及び県内市町村公共施設をはじめ、教育機関や環境団体などに配布した。同県では今後、環境出前講座の教材として活用していくという。