環境省、鳥類標識調査の合計放鳥数が500万羽を突破、同調査のウェブサイトを公開
発表日:2012.06.25
環境省は、鳥類の渡りの実態や様々な生態を把握するために実施している鳥類標識調査の合計放鳥数が500万羽を突破し、同調査のウェブサイトを公開したと発表した。鳥類標識調査は、鳥類に足環等を装着して放鳥し、再捕獲や観察によって情報を収集、解析することにより、鳥類の渡りの実態や様々な生態を明らかにし、鳥類の保全施策やそのための国際協力の推進に役立てるもの。わが国では、1924年に農商務省によって初めて行われて以来、約90年にわたって続けられており、現在は環境省による(公財)山階鳥類研究所への委託事業として実施されている。今回、継続的にデータが蓄積された1961~2011年の合計放鳥数が500万羽を突破したことを機に、鳥類の渡りの記録をパソコン上で地図表示することができる「鳥類アトラスweb-GIS版」を主要なコンテンツとした鳥類標識調査のウェブサイトを新たに公開した。同サイトでは、鳥類の渡りの実態を視覚的にわかりやすくとらえることができるという。
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