大阪府は、平成23年度における大阪府内の水質調査結果を公表した。同府では、関係機関とともに、大阪府内の公共用水域である河川・海域・地下水の水質の状況を把握するため、毎年度、水質測定計画に基づき調査を行っている。平成23年度の結果は以下のとおり。1）公共用水域は、105河川144地点、海域22地点で水質調査を実施。健康項目は、河川136地点、海域全地点で環境基準を達成した。生活環境項目のBOD・CODの環境基準達成率は河川87.7%、海域66.7%であった。2）地下水の概況調査では、83地点中80地点で環境基準を達成した（達成率96.4%）。同府では、今後も河川等の水質の常時監視を行うとともに、環境基準達成率の更なる向上をめざし、工場等への規制・指導や、生活排水対策としての下水道や合併処理浄化槽の整備促進等に取り組む。また、水質改善が進んでいない大阪湾について、流入する汚濁負荷の削減対策などに取り組むという。