和歌山県、和歌山県レッドデータブックを公表
発表日:2012.10.12
和歌山県は、「保全上重要なわかやまの自然-和歌山県レッドデータブック-2012年改訂版」を公表した。同県では、貴重な自然の状況を把握し、県として保全の対象とすべきものを明らかにするため、平成13年3月に「保全上重要なわかやまの自然-和歌山県レッドデータブック-」(2001年版)を発刊している。今回、野生生物の育成・生息環境は刻々と変化し、また自然環境についての学術的知見の蓄積も進んで来たことから、同書を改訂した。今回掲載された種数は、2001年版(857種)より13.7%増加し、974種となった。そのうち、動植物の新規掲載種は194種、削除種は77種であった。特に、コウモリ目、トンボ目等で、研究による知見が増えたことや生息環境の悪化等の理由により、多くの種がランクイン・ランクアップした。同県では今後、同書をホームページに掲載するほか、県庁情報公開コーナーで有償頒布するという。