国土交通省は、平成23年度末時点における都市公園等の整備現況等に関する調査結果を公表した。同省では、全国の都道府県・市区町村の協力を得て、都市公園等の整備調査及び緑地保全・緑化への取組の実績調査を毎年実施している。平成23年度末の調査結果によると、全国の都市公園等の箇所数は、10万箇所を突破し、平成22年度末と比較し、面積は約960ha増加の約119,016ha、一人当たり都市公園等面積は、約9.8㎡/人から約9.9㎡/人に増加した。一方、都市の緑地の保全・緑化に関する施策の実施現況は、全国の特別緑地保全地区（近郊緑地特別保全地区含む）の地区数・面積が472地区・約6,129haとなり、平成22年度末と比較し、市民緑地が10箇所・約9ha増加、地区計画等緑化率条例制度を適用する地区数が10地区・約114ha増加した。なお、東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県、宮城県、福島県の一部地域は調査対象外とし、平成21年度末のデータをそのまま使用している。