埼玉県は、平成26年度の大気環境基準達成状況を公表した。同県では、さいたま市等と連携し、大気汚染防止法・ダイオキシン類対策特別措置法の規定に基づき、大気環境の常時監視、有害大気汚染物質の調査及びダイオキシン類大気常時監視を実施している。平成26年度の結果は以下のとおり。1)大気汚染常時監視:二酸化硫黄、二酸化窒素、一酸化炭素及び浮遊粒子状物質(SPM)は、すべての測定局で環境基準を達成した。しかし、光化学オキシダントは全局で、微小粒子状物質(PM2.5)は35局中25局で、環境基準を超過した。2)有害大気汚染物質モニタリング調査:環境基準が設定されている4物質及び指針値が設定されている9物質は、全ての測定地点で環境基準・指針値を達成した。3)ダイオキシン類大気常時監視:全ての測定地点で環境基準を達成した。