「沿岸、湖沼、河川の水環境を総合的に研究」(磯部雅彦教授)

東京大学大学院 新領域創成科学研究科 社会文化環境学専攻 水圏環境デザイン研究室

研究内容

石垣港沖における調査の様子(2007年3月)

有明海での調査の様子(2006年10月)

インドネシアの現地調査(2006年9月)

テーマ:
沿岸、湖沼、河川の水環境を総合的に研究
概要:
沿岸域から河川上流まで(海・砂浜・内湾・湖沼・汽水域・河川)の環境保全や環境創造を目的に、水環境の観測・予測・評価・環境改善のための現地モニタリング・シミュレーション・GIS・リモートセンシング・合意形成手法の開発などを行っています。
水環境に関する広い領域を対象としているのが本研究室の特徴です。従来、同じ水域でありながら学問領域として分断されてきた河川の上流から海までを統合的に扱う必要性が生じているからです。研究室の学生は河川や海岸という従来の学問領域に縛られず広い知識を共有することができ、実社会で活躍しています。
研究対象は、東京湾、お台場、三番瀬・谷津干潟、有明海、石垣島(さんご礁・マングローブ林)・トンレサップ湖・九十九里浜、始華湖(韓国)、手賀沼、スリランカ、長良川、信濃川、天竜川などです。
キーワード:
沿岸環境学
学部体系:
その他(その他)
研究分野:
水・土壌環境(その他水・土壌関連)

研究室概要

スリランカの津波調査(2005年2月)

韓国の干潟探索装置(2004年6月)

大学・研究室名
東京大学大学院 新領域創成科学研究科 社会文化環境学専攻 水圏環境デザイン研究室
【研究室の特色・PR】
◆研究室の様子
 研究室は2006年4月より、柏キャンパスに移動しました。すべてが新しいですよ。
 パソコンは1人1台支給されます。
 入口付近にみんなで話をするときのための大机があります。
◆実験室の様子
 実験室は研究室のある工学部1号館の地下にあります。
 いろいろな装置がところ狭しと並んでいます。
 海のことを色々な視点から調べられます。

観測機器
 いろいろな観測機器がありますが、現在そのほとんどが有明海や東京湾に沈んでます。
 かろうじて実験室にあったものとして、流れ、水質、生物の観測機器があります。
【先生のプロフィール】
氏名:
磯部雅彦
出身大学:
東京大学工学部土木工学科
出身大学院:
東京大学大学院工学系研究科土木工学専攻
職歴など:
昭和50年3月 東京大学工学部土木工学科卒業
昭和52年3月 東京大学大学院工学系研究科土木工学専攻修士課程修了
昭和56年9月 工学博士(東京大学)
昭和53年4月 東京大学工学部土木工学科助手
昭和56年4月 横浜国立大学工学部土木工学科専任講師 工学博士
昭和58年4月 横浜国立大学工学部土木工学科助教授
昭和62年1月 東京大学工学部土木工学科助教授
平成 4年1月 東京大学工学部土木工学科教授
平成 8年4月 東京大学大学院工学系研究科社会基盤工学専攻教授
平成11年4月 東京大学大学院新領域創成科学研究科環境学専攻教授 (環境学研究系長)
研究室HP:
http://www.coastal-env.k.u-tokyo.ac.jp
【所属学生の人数】
6~10人程度

先生からのメッセージ

研究について
 水圏環境デザイン研究室では,従来より多くの異なるバックグラウンド(他大学から希望される方へを参照)の学生が入学しており,生物・流れ(物理)・化学・数値シミュレーション・水域管理など,それぞれ好きな内容で研究を行っています.
 研究室の基本的な方針としては,1人1テーマを原則とし,一定のテーマから選択するのではなく,各人が自由に決定しており,本当に好きなテーマで研究をできる環境にあります.これにより,一部の研究室で見られるような,先輩が後輩の成果を吸い上げ,下級生は先輩に言われるがままによく分からないまま研究をすすめているというような状況を避けることができ,新しい分野を積極的に開拓することができます.
 各人がばらばらの研究をするというのは,不安かもしれませんが,ゼミによってみんなの研究が理解できるので,心配はいりません.学生が主体的に研究課題を設定して,自ら研究を推進する能力を育てることは重要なことと考えています.それにより,計画能力・問題発見能力・論理的思考・プレゼンテーション能力・報告書の作成などのスキルが自然に身に付きます.これらの能力はいずれ社会に出て活躍していく上でも大変役に立ちます.
 ゼミでは,それぞれがしている様々な研究を理解できるので,自然に研究の幅が拡がります.また多くの留学生がおりますので,英語力が身につきます.(少なくとも外人というだけでおじけづかなくはなります.)

(2009年1月現在)