アフリカの食料安全保障と気候変動適応に関する初会合、生態系に基づくアプローチを支持

発表日:2013.08.23

アフリカの食料安全保障と気候変動への適応に関する初会合が、ナイロビの国連環境計画本部で開かれた。国連食糧農業機関をはじめ、地域経済共同体やNGOなどアフリカ全土から約800名の代表者らが参加し、十分な食料確保に向けた重要な施策として「生態系に基づく適応(BbA)策」を支持する宣言を採択した。アフリカの農業は気候変動に極めて脆弱で、気温上昇の小さいシナリオでも2050年には農作物の収量が10~20%低下するという。特に農業を経済基盤とするサハラ以南の国々では、すでに農業成長率が低下、深刻な事態にさらされている。農業開発には莫大な投資が必要だが、比較的少ないコストで安定した食料システムを構築し気候変動影響を低減するには、農業生産性を支える生態系の劣化を食い止めるBbA策が有効だという。初会合ではBbA策の成功例として、ウガンダで行われたプロジェクトが報告された。これによると、アグロフォレストリーや環境保全型農業が収量増加など様々な効果をもたらし、7万5000人分の収入と食料が増加したという。

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