イギリス、農場の小規模嫌気性消化処理設備に対する助成を開始

発表日:2013.10.11

イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra)は、小規模の嫌気性消化処理(AD)設備を設置する農家への助成制度を開始すると発表した。助成総額は300万ポンドで、同制度の下、農家は農場のAD設備設置への資金として最高40万ポンド(設備の総費用の最高50%)まで申請できる。AD技術は廃棄物をエネルギーに転換するとともに、温室効果ガス排出を削減し、再生可能な生物肥料も生み出す。この技術により、農家はエネルギーコストを節約でき、余剰電力を送電網に供給すれば収入も増やせ、政府の再生可能エネルギー奨励策利用も可能になる。また、処理過程で得られる生物肥料は一部の化学肥料に代替利用できるという。Defraのオーウェン・パターソン大臣は、廃棄物の処理やリサイクルを適切に行うことが環境・経済面で利益をもたらす可能性を指摘し、今回の助成は、全国の農家にとって「廃棄物と温室効果ガス排出を削減し、貴重な栄養素を土壌に還元するために、ADが自分の農場に適しているか」を考慮する機会になると述べた。

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