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 欧州委員会、自然保護活動を表彰する「ナチュラ2000賞」を新設

発表日:2013.12.19


  欧州委員会は、欧州における自然保護活動を表彰する「ナチュラ2000賞」を新設すると発表した。さまざまな保護区を紹介し、優れた活動を幅広く表彰することによって市民の意識啓発を目指す。ナチュラ2000は、EU生息地指令の下に設立されたEU規模の自然保護区ネットワークで、EUの自然および生物多様性政策の要となっている。たとえばチェコ共和国の山地にはブナ林が広がり、ポーランドの湿地にはカメ、スペインの沿岸にはイルカが生息するなど、その生物多様性に富んだ保護区ネットワークはEU全体の面積の約20%を占める。最近の「ユーロバロメーター」の調査結果によると、欧州の9割の人々が生息地の減少や動物の絶滅を深刻な問題としてとらえ、自然保護の重要性を認識しているという。しかし、ナチュラ2000について知っていると答えた人は27%で認知度はまだ低い。「ナチュラ2000賞」では、コミュニケーション、保護活動、社会経済的利益、利害・認識の調整、ネットワーク構築、国境を越えた協力、の5部門の賞が毎年授与されるという。

情報源 欧州委員会 プレスリリース
国・地域 EU
機関 欧州委員会
分野 自然環境
キーワード 生物多様性 | 欧州委員会 | 自然保護 | 表彰 | 生息地 | ナチュラ2000 | 生息地指令 | 保護活動 | 保護区
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