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 欧州委員会、新地球観測プログラム「コペルニクス」の衛星センチネル-1Aからの初の画像を公開

発表日:2014.05.08


  欧州委員会および欧州宇宙機関は、新たな地球観測プログラム「コペルニクス」の衛星センチネル-1Aから受信した初の画像を公開した。同衛星は、マイクロ波周波数を用いるなど、最新のレーダー撮像技術を有し、天候や昼夜を問わず画像を取得することが可能。これらのデータは、無料で一般に公開され、各国の諸機関をはじめ幅広い分野で活用できる。緊急の場合には、レーダーのデータをほぼリアルタイムで配信することもできる。また、同衛星は、同じ地域を繰り返し頻繁に周回するため、海氷や海面の状況、土地被覆の変化などを詳細に観測することが可能となり、航海の安全性確保や森林の監視、防災にも役立つ。さらに、土壌の水分、風速、風向、大陸氷床など重要な気候変数を観測できるよう設計されており、気候変動の長期的研究にも不可欠という。欧州委員会のバルニエ委員は、「コペルニクスが、環境面や安全面での幅広い用途に利用できる、信頼できる有効な情報を提供していることが明らかになった」と述べている。

情報源 欧州委員会 プレスリリース
国・地域 EU
機関 欧州委員会
分野 地球環境
キーワード 衛星 | 欧州委員会 | 地球観測 | 画像 | 欧州宇宙機関 | コペルニクス
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