北極圏での気候変動調査で、科学者とアーティストが協力

発表日:2008.09.12

2008年9月25日、40人の科学者とアーティストが科学調査船グリゴリー・ミヘエフ号に乗り込み、北極圏の航海調査に出航する。科学者は北極海の環境の変化について調査する一方、坂本龍一氏らアーティストは気候変動の影響をヒューマン・ストーリーとしてとらえ直す試みを行う。この調査は、アートを通して気候変動への対応を模索している「ケープフェアウェル(Cape Farewell)」の企画で、イギリス自然環境研究会議(NERC)が支援している。科学者チームにはイギリス国立海洋学研究所のシモン・ボクサル博士らが参加し、過去の気候や海水面の変化とその速度についてさらなる知見を得るため、アルゴフロート(海水温、塩分を鉛直に調査する機械)を用いた海流の図面化や音波を用いた海底地形の調査を行う。これまで北極海が氷で覆われていたため、このような方法で調査できるのは初めてで、バフィン湾での海洋循環が垣間見られるのではないかと期待されている。

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