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 EU改正電池指令施行、使用済み電池の回収・リサイクルを義務付け

発表日:2008.09.26


  使用済み電池の回収とリサイクルを求めるEUの改正電池指令が、2008年9月26日に発効した。本指令は、1991年の電池指令を改正したもので、電池メーカーに使用済み電池の処理責任を課し、適正な回収・リサイクルを通して、ヒトの健康や環境を守ることを目指す。主な改正点は、(1)全ての種類の電池の回収を管理するよう義務付け、ポータブルバッテリーの各国の回収目標(2012年までに25%以上、2016年までに45%以上)を設定、(2)回収した全ての電池のリサイクルを義務付け、(3)全ての電池への水銀の使用やポータブルバッテリーへのカドミウムの使用を規制、(4)自動車用・工業用電池の埋立・焼却禁止、(5)様々な電池のリサイクル工程が一定の効率基準を満たすよう要求、(6)電池メーカーが回収・処理・リサイクルのコストを負担。なお、EU加盟国の同指令の国内法制化期限は、9月26日だったが、7カ国から国内法に転換したとの通知があった。

情報源 欧州委員会 プレスリリース
国・地域 EU
機関 欧州委員会
分野 ごみ・リサイクル 健康・化学物質
キーワード リサイクル | 回収 | 電池 | 欧州委員会 | 指令
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