アメリカのミシシッピ・アチャファラヤ川流域の12州、窒素とリンの削減戦略を策定

発表日:2015.02.12

メキシコ湾の富栄養化を改善するためのタスクフォースに参加しているミシシッピ・アチャファラヤ川流域の12州は、メキシコ湾のデッドゾーン(貧酸素水域)の縮小を目指し、窒素やリンなどの栄養塩を削減するための戦略を策定した。新戦略では、イリノイ州は、州内で販売されている肥料の購入料金の一部を栄養塩の利用や水質に関する研究・教育プログラムに割り当て、ミネソタ州では、水域保護戦略の策定などに2億2100万ドルの資金を提供するなど、各州が栄養塩を削減するための具体的な対策を講じている。廃水処理施設や工場などからの流出によって生じる栄養塩の過剰な増加は、藻類ブルーム(藻類の大量発生)を引き起こし、水中の酸素を減少させて水中生物にも人間にも悪影響をおよぼす。同タスクフォースは、デッドゾーンの規模を現在の6000平方マイルから2000平方マイルに縮小するための目標期日を2015年から2035年に延期することを決定しており、一部で改善が見られるものの、今後、湾に流入する栄養塩を45%削減する必要があるという。

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