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 CCACメタン・パートナーシップの石油・ガス関連7社、パリ気候会議に向けメタン削減の約束を公表

発表日:2015.08.19


  「短寿命気候汚染物質削減のための気候と大気浄化の国際パートナーシップ(CCAC)」の石油・ガス産業メタン・パートナーシップの7社が、メタン排出削減への約束を公表した。メタンは強力な短寿命気候汚染物質で、重量当たりの温室効果はCO2の84倍以上(20年値)と強い。石油・ガス産業では、通常の燃焼処理とは別に平均で産出量の約3%がメタンとして漏出しているとされ、農業に次ぐ大口メタン排出源である。メタン・パートナーシップは石油・ガスの生産供給システムにおけるメタン排出制限の国際標準策定を目指しており、2015年末のパリ気候会議に向け、他の企業の参加を呼びかけている。これに参加する企業は、1)石油・ガス生産設備中の重要メタン漏出源(ポンプなど9種類)に関する調査、2)見つかった漏出源についての対策技術の検討、3)調査や検討の経過と結果が明らかになるような報告、の3項目の実施を自発的に約束する。参加企業はCCACの技術支援が受けられ、漏出削減による売上増や設備改善による操業や安全上のメリットも見込まれる。

情報源 国連気候変動枠組条約(UNFCCC) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国連気候変動枠組条約(UNFCCC)
分野 地球環境 環境総合
キーワード 気候変動枠組条約 | メタン | UNFCCC | 排出削減 | 石油 | ガス | CCAC | 短寿命気候汚染物質
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