「短寿命気候汚染物質削減のための気候と大気浄化のコアリション」(CCAC)参加各国の大臣は2013年1月25日、天然ガス採掘時のガス放出(通気)、漏洩、燃焼(フレアリング)によるメタンとブラックカーボン排出の早急かつ大幅な削減に向け、大手石油・ガス企業の自主的取組に協力するとの共同声明を発表した。石油・ガス業界のこれまでの実績を元に、これら汚染物質の費用対効果の高い排出削減策を拡大するのが狙い。石油・ガス生産時に排出される人為的メタンの量は農業に次いで大きく、メタンの温室効果が懸念されている。またガスの燃焼で発生するブラックカーボンは、人の健康に加え北極圏等の環境に特に有害とされる。CACCは2012年2月に発足した。現在は28カ国と国際機関、民間部門等が参加し、北極評議会等と協力して気候や健康、農作物に損害を及ぼす短寿命気候汚染物質の迅速な削減に向けた様々な国際的取組を実施している。
情報源 | 国連環境計画(UNEP) プレスリリース |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 国連環境計画(UNEP) |
分野 | 地球環境 健康・化学物質 大気環境 |
キーワード | メタン | 国連環境計画 | UNEP | 排出削減 | ブラックカーボン | 共同声明 | 温室効果 | CCAC | 短寿命気候汚染物質 |
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