イギリス気象庁、現在発生している地球規模の気候パターンの変化が世界の気温や降雨量に影響を及ぼすと予測

発表日:2015.09.14

イギリス気象庁(MetOffice)は、地球規模の主要な気候パターンに、現在大規模な変化が起きており、今後世界中で気温や降雨量に影響を及ぼすとする研究成果を発表した。最新の気候予測と地球規模の観測によると、太平洋十年規模振動(PDO)、熱帯太平洋のエルニーニョ(ENSO)、大西洋数十年規模振動(AMO)の変化が進行しているという。これらの変化は、2015年のインドモンスーンが弱いことや大西洋のハリケーンが不活発なことにも関係しており、今後数年間の世界各地の地域的な気温や降水量、さらには地球全体の気温にも影響する。2015年の現在までの平均地球表面の温度は、1981~2010年平均に比べて0.38±0.14℃高い記録的な水準が続いており、2015、16両年の気温は世界的に非常に高くなると予想されるという。研究者らは、10年単位の温暖化ペースはこの2年のうちに、急速に温暖化が進んだ20世紀末と同じ水準に到達するとみている。なお、長期的な温暖化は続くものの、温暖化のペースはこれらの気候パターンの動きによって引き続き変動する見込みだという。

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