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 イギリス気象庁、2016~2020年の世界の気温を予報

発表日:2016.02.01


  イギリス気象庁(MetOffice)は、最新の10年予報で、2016~2020年の5年間の世界の平均気温は1981~2010年の平均より0.28~0.77℃高くなると予測し、IPCCのモデル予測のうちでも暑い側になる可能性が高いことを示した。ちなみに、同庁の1850年以来の観測史上で最も暑い年だった2015年は、同じ1981~2010年の平均より0.44℃(±0.1℃)高かった。同庁の専門家は、強力なエルニーニョ現象もあって2016年も前年同様記録的な暑い年になる可能性が高いが、2017年にはエルニーニョが終息し、記録的暑さの連続は終わるとみている。ただし、大気中の温室効果ガス濃度は高く、気候への影響は続くため、今後も非常に暑い年が続く可能性があるという。予測によると、2016~2020年の5年間平均で、陸上および北半球高緯度帯の高温状態は強まる。一方で南極海は低温状態が続き、大西洋北部の温度は低めになる兆候があり、これが欧州、アメリカ、アフリカの気候に重大な影響を及ぼす可能性があるという。

情報源 イギリス気象庁(MetOffice) プレスリリース
国・地域 イギリス
機関 イギリス気象庁(MetOffice)
分野 地球環境
キーワード 温室効果ガス | 気温 | IPCC | 予測 | イギリス気象庁 | エルニーニョ現象 | 観測 | MetOffice
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