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 アメリカ環境保護庁、化学物質のリスク評価プロセスを推進する新規則を提案

発表日:2017.01.13


  アメリカ環境保護庁(EPA)は、化学物質のリスク評価プロセスを推進するため、インベントリ(目録)規則、優先順位付け規則、リスク評価規則の3つの規則を提案した。1976年に制定された有害物質規制法(TSCA)はEPAに対し、化学物質を評価し、企業に生産する化学物質に関するデータ提供を求める手段を定めていなかったが、2016年のTSCA改正によってEPAによる化学物質の評価が必要となった。インベントリ規則は、EPAのインベントリに含まれている8万5000以上の化学物質について、企業に現在も生産している化学物質に関する情報提供を求める。優先順位付け規則は、リスクに基づくスクリーニングプロセスと基準によってリスク評価の優先順位を決める方法を定める。リスク評価規則は、評価範囲の公表など、リスク評価プロセスの手順を特定し、リスクの特性化や決定と共に化学物質の有害性と曝露を評価する。また、同規則では化学物質評価に関する意見公募の方法も規定している。

情報源 アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース アメリカ環境保護庁(EPA) 「21世紀に向けた化学物質安全フランクR.ローテンバーグ法」について
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ環境保護庁(EPA)
分野 健康・化学物質
キーワード 化学物質 | アメリカ環境保護庁 | EPA | インベントリ | 有害物質規制法 | リスク評価 | 規則 | TSCA
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