世界資源研究所、アジアの貧困層は水の汚染状況に関する情報にアクセスできていないと報告

発表日:2017.08.30

世界資源研究所(WRI)は、アジア諸国(インドネシア、モンゴル、タイ)の政府は国民に水の汚染情報を効果的に提供しておらず、貧困層が汚染水の脅威にさらされているとする報告書を公表した。WRIは、環境報告書などの公開情報を用いて、政府に開示が義務付けられている汚染情報の実際の開示状況を調査した。また、地域住民が提出した174件の情報要求を追跡し、約150人の住民に汚染データへのアクセスで直面した困難について聞き取りを行った。その結果、国民の情報要求に対する無回答率はインドネシアでは58%、モンゴルでは59%に上り、タイのマプタプット工業団地では高濃度の水銀やヒ素が含まれていることが確認されているにもかかわらず住民は水の危険性を把握していなかった。報告書は、アジア諸国の政府は情報要求に対応する一元管理されたシステムを構築し、専門的な表現を避けたわかりやすい情報を提供するなど、情報提供の方法を変革する必要があるとしている。

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