海外ニュース


 世界資源研究所、新クリーンエネルギー法案の温室効果ガス排出削減効果を公表

発表日:2009.05.20


  「2009年米国クリーンエネルギー及びエネルギー安全保障法案」で提示された総排出枠(キャップ)で、アメリカの温室効果ガス排出量を2020年までに2005年比で15%削減できることが、世界資源研究所(WRI)の分析で明らかになった。審議草案で示された、2005年比で17%削減という目標には届かないようだ。他方、長期目標はまだ確実で、何の措置も講じない場合に比べ、排出を大幅に削減する軌道に乗ることができるという。WRIの研究者が法案(H.R.2454)と審議草案を分析したところ、(1)法案の総排出枠では、温室効果ガス排出量を2005年比で、2020年までに15%、2050年までに73%削減できる、(2)法案の補足的な要求事項も考慮した場合、2020年までに28%減、2050年までに75%減、(3)追加的な対策を考慮した場合、2020年までに最大33%減、2050年までに81%減を達成できる。なお、実際の削減量は遵守のための国際的なオフセット量によるという。

情報源 世界資源研究所(WRI) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 世界資源研究所(WRI)
分野 地球環境
キーワード CO2 | 二酸化炭素 | 温室効果ガス | 世界資源研究所 | WRI | クリーンエネルギー
関連ニュース

関連する環境技術