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 中国、2020年までのCO2排出削減目標を3年早く達成

発表日:2018.03.28


  国連気候変動枠組条約(UNFCCC)によると、中国は2020年までのCO2排出削減目標を3年早く達成した。2017年末時点でGDP当たりのCO2排出量は2005年比で46%減少し、2020年までに40~45%削減という目標を超過した。同国の気候行動は経済成長を犠牲にしたものではなく、2005~2015年に中国経済は1.48倍成長し、GDP当たりの炭素排出量が38.6%低下している。同国は2011年に7省市の発電、鉄鋼、セメント製造部門を対象とするCO2排出量取引制度を導入、2017年末までに2億トンの排出枠が取引された。国家発展改革委員会(NDRC)は、2017年12月に発電部門を対象とした全国規模のCO2排出量取引制度を起ち上げた。この制度では、企業の排出量が排出枠を超過した場合は、排出量の少ない企業から未使用枠を購入できる。既に総排出量30億トン超の約1700社が含まれており、その規模は世界最大。今後他業種への拡大を目指しているという。

情報源 国連気候変動枠組条約(UNFCCC) プレスリリース 国連気候変動枠組条約(UNFCCC)
国・地域 国際機関
機関 国連気候変動枠組条約(UNFCCC)
分野 地球環境 環境総合
キーワード CO2排出量 | UNFCCC | 炭素排出量 | 国連気候変動枠組条約 | CO2排出削減目標 | 中国経済 | CO2排出量取引制度 | 国家発展改革委員会 | NDRC
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